2008年9月15日、アメリカの名門投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻し、世界は未曾有の金融危機に見舞われました。サブプライムローン問題に端を発したこの危機は、なぜ世界同時不況へと発展したのか。日本への影響や各国の対応、そして現代に残る教訓まで、わかりやすく解説します。
この記事のポイント
- サブプライムローンとは何か。住宅バブルが膨らんだ仕組みと崩壊の過程
- リーマン・ブラザーズ破綻の経緯。2008年9月15日に何が起きたのか
- 世界同時不況への連鎖。株価暴落、失業率上昇、各国が投入した巨額の公的資金
- 日本経済への打撃。輸出崩壊、派遣切り、失業率5.7パーセントまで上昇した雇用危機
- 金融危機から得られた教訓。金融規制の強化とG20体制の確立
住宅バブルの罠!サブプライムローンとは何か
リーマン・ショックの物語は、アメリカの住宅市場から始まります。2000年代のアメリカでは、住宅価格が右肩上がりで上昇し続けていました。
- この頃のアメリカでは、新しいタイプの住宅ローンが一気に広がった
- しかしサブプライムローンは、低所得者や過去に返済トラブルがあった人など、信用力の低い人々へも積極的に貸し出された
- 背景には、当時の低金利政策と住宅ブームがあった
- 当時のサブプライムローンには、最初の数年間だけ金利を低く抑える、「ティーザーレート」が多く設定される
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズ破綻の衝撃
リーマン・ブラザーズは、1850年に創業されたアメリカの名門投資銀行です。長い歴史を持ち、ウォール街を代表する大手の一角として知られていました。
- この銀行は、2000年代の住宅ブームに乗って急成長を遂げる
- 保有していた関連商品は、次々と価格が暴落していいた
- 2008年3月、すでに危険な兆候が現れていた
- 信用不安が一気に広がり、短期金融市場は機能不全に陥った
世界同時不況へ。金融危機が実体経済を襲う
リーマン・ブラザーズの破綻は、世界の株式市場を直撃しました。日経平均株価は、9月12日の1万2214円台を起点に急落します。
- イギリス、ロシア、中国、インドなど、世界中の市場で株価が暴落し、資産価値が瞬く間に消えていく
- 銀行は融資を絞り、企業は資金繰りに苦しみ始める
- アメリカでは、大手保険会社AIGも経営危機に陥る
- 影響は、金融分野だけにとどまらなかった
日本への打撃。輸出崩壊と派遣切りの嵐
リーマン・ショックは、日本経済にも大きな影響を与えます。しかし発生当初、日本はそこまで深刻にならないと考えられていました。
- 2000年代前半、日本では不良債権の処理が進められていた
- 特に深刻だったのが、輸出の急減
- 特に自動車やIT製品など、主力となる輸出分野への打撃が集中する
- 自動車の生産は特に落ち込みが激しく、2009年2月には前年同月比で半分以下にまで減少した
世界の対応と教訓。金融危機から何を学んだのか
リーマン・ショック後、世界各国は前例のない規模の政策を実行しました。それは、経済の完全な崩壊を防ぐための、必死の戦いでした。
- アメリカやヨーロッパ各国は、金融システムの安定化や景気刺激策のため、巨額の資金を投じた
- FRBをはじめとする各国の中央銀行は、大規模な量的緩和政策に踏み切る
- リーマン・ショックの教訓から、金融機関への規制は大幅に強化される
- アメリカでは、2010年にドッド・フランク法が成立する
流れで見るリーマン・ショックで日本は何が起きた?派遣切りと円高の衝撃
動画全体の流れを、章立てに沿ってざっくり整理しています。
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住宅バブルの罠!サブプライムローンとは何か
2000年代のアメリカでは、住宅価格が右肩上がりで上昇し続けていた
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2008年9月15日、リーマン・ブラザーズ破綻の衝撃
リーマン・ブラザーズは、1850年に創業されたアメリカの名門投資銀行である
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世界同時不況へ。金融危機が実体経済を襲う
日経平均株価は、9月12日の1万2214円台を起点に急落する
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日本への打撃。輸出崩壊と派遣切りの嵐
リーマン・ショックは、日本経済にも大きな影響を与える
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世界の対応と教訓。金融危機から何を学んだのか
リーマン・ショック後、世界各国は前例のない規模の政策を実行した